先週の日経平均は、米景気不安・円高を嫌気して、続落

 先週の日経平均株価は1週間で468円安の2万1,410円と、続落しました。戻り売りの出やすい2万2,000~3,000円のゾーンを前に足踏みしていたところに、米景気悪化を示す指標の発表が続いてNYダウ平均株価が下落したため、日経平均も大きく下がりました。

 トランプ米大統領が、「ドルが高すぎる(ことが米景気を悪化させた)」と、大幅利下げを渋るパウエルFRB(連邦準備制度理事会)を批判したことから、「10月29~30日のFOMC(連邦公開制度委員会)で利下げがあるのでは」との思惑が出て、為替市場でドル安(円高)が進んだことも、日本株が売られる要因となりました。

 日経平均株価の動き:2017年12月末~2019年10月4日

楽天証券経済研究所が作成

 ドル/円為替レートの動き:2018年1月2日~2019年10月4日

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