危機は去ったのか?夏の陣の後は秋の陣が待っている
現在、ドル/円およびクロス円相場は円高が一服しており、欧州や中国の景気刺激策の噂をはやして危機が遠のいたような気分が漂っている。
しかし、この先には英国のブレグジットや景気後退必至の日本の消費税が控えている。英国が10月31日に合意なき離脱となれば、相場はもたないだろう。ボリス・ジョンソン英首相が今週、ドイツとフランスを訪問して再交渉を迫る意向だが、EU(欧州連合)は再交渉にいい顔をしていない。英国が合意なき離脱をすれば、それはグローバリゼーションの終りであり、不満の核心部分である移民受け入れも止まり、将来的にはEU解体への動きとなる可能性が高まる。ポンドは今後も“売り目線”の通貨である。October 31st Brexit Mayhem, here we come.
ポンド/円(日足)
ポンド/ドル(日足)
ドル/円(日足)