このレポートで取り上げている1998年と2019年のNYダウ平均株価のアナログチャートモデルは、ここから相場が下落に入ってもおかしくない。週末のジャクソンホールのパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長講演よりも、香港の暴動や近く米国が台湾に戦闘機の輸出を認めることを気にしている運用者は少なくない。
NYダウ(日足) 1998年と2019年のアナログモデル
2019年の米国株相場は1998年と似ている
魔の月と言われる8月相場も後半に入ったが、まだ油断は禁物であろう。米国株式市場が中期的な底をつけたという確証はチャートからはまだうかがえない。
NYダウ(週足)フィルター付逆張り売買シグナル
今週の外替市場で注目されているのは、米国のワイオミング州ジャクソンホールで開催されるカンザス地区連銀主催の年次シンポジウムである。
FRBのパウエル議長の講演(23日の日本時間午後11時)が注目されているが、海外勢の見方はドル/円が105円~107円、ユーロ/ドルが1.1100~1.1200といったレンジ予想で、どちらかというと逆張りを推奨するストラテジーが多い。
21~22日:日米閣僚級会議
23日午後11時:パウエル議長講演
24~26日:G7(仏ビアリッツ)
※G7では日米首脳会談も可能性あり
ドル/円(日足)と逆張りシグナル
ユーロ/ドル(日足)と逆張りシグナル