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IMMポジション推移（08/08 ～ 08/29）
円：円のネットショートの縮小は6週連続。
CFTC（全米先物取引委員会、Commodity Futures Trading Commission）発表による8月29日現在の建玉報告によると、CME（シカゴ・マーカンタイル取引所）通貨先物市場において、投機筋の円のネット枚数（円の買い建玉と売り建玉の差）は、6万8,524枚のショートで、円の売り持ち残高が多い状況です。ドル換算にすると、約77億ドル相当のドル買い持ち（円の売り持ち）になります。
しかし、前週比では円のネットショート枚数は、7.5％（約6億ドル）減少。ネットのショートポジションは6週連続で減っています。
売買別では、買い建玉（円ロング）が前週比約2.8％縮小。一方売り建玉（円ショート）も前週比約5.7%縮小。
IMM円 2015.08 ～ 2017.08
ユーロ：ネットロング、わずかに減る。
- ユーロのネットポジション（買い建玉と売り建玉の差）は、プラス8万6,519枚で、ユーロの買い持ちが多い状況。
- ユーロのネットロング枚数は、前週比1.7％減少。
- 金額にすると約108億ユーロの買い持ち（=約128億米ドルの売り持ち）。
- 売買別では、買い建玉が前週比1.8%減り、売り建玉も1.8%減りました。ユーロのポジションは気迷い状態で、毎週が週替わりで増減しています。ユーロの高値警戒感と買い遅れることへの焦燥感がせめぎあっています。
IMMユーロ 2015.08 ～ 2017.08
豪ドル：豪ドルのネットロング、前週比1割アップ。
- 豪ドルのネットポジション（買い建玉と売り建玉の差）は、プラス6万6,527枚で、豪ドルの買い持ちが多い状況。
- 豪ドルのネットロング枚数は、前週比10.0％増加。
- 金額にすると、約66億豪ドルの買い持ち（=約53億米ドルの売り持ち）。
- 売買別では、買い建玉が前週比10.3%増え、売り建玉も前週比10.8%増えました。
IMM豪ドル 2015.08 ～ 2017.08
ポンド：ポンドのネットショート増加中。
- ポンドのネットポジション（買い建玉と売り建玉の差）は、マイナス5万1,555枚で、ポンドの売り持ちが多い状態。
- ポンドのネットショート枚数は、前週比で12.3％増加。
- 金額にすると、約32億ポンドの売り持ち（=約41億米ドルの買い持ち）。
- 売買別では、買い建玉が前週比2.3%減ったのに対して、売り建玉は前週比3.9%増えています。買い建玉は2週連続で減り、売り建玉は3週連続で増えています。
IMMポンド 2015.08 ～ 2017.08
※明日7日（木）のデイリー為替情報はお休みです。
