今週はネガティブな展開が先行しそう

 そのため、週末に揺れ動いた株価が示しているのが「迷い」なのか、それとも「変化の予兆」なのかを探っていく展開が今週の焦点になります。

 上方向の意識と下方向の意識が綱引きをしている状況ですので、前回も紹介した、高値どうしと安値どうしを結ぶトレンドラインを描いていくことが引き続き有効と思われます(下の図3)。

(図3)日経平均(日足)の動き その2(2019年7月19日取引終了時点)

出所:MARKETSPEEDⅡを元に筆者作成

 となると、赤いトレンドライン(4)を中心に、青いトレンドライン(3)と(4)までの範囲が今週のメイン想定レンジになりそうですが、想定レンジのスペースは下方向の方が広いため、今週の日経平均はネガティブな展開が先行しそうです。