中長期的なチャートの形状は改善

 もっとも、基本的には上方向への意識の方が優勢と考えるのが自然なようです。下の図3は日経平均の週足チャートになります。

(図3)日経平均(週足)の動き(2019年7月5日取引終了時点)

出所:MARKETSPEEDⅡを元に筆者作成

 週足の日経平均は52週移動平均線を上抜けてきました。直近約1年間の値動きの中心線の水準を回復したことが分かります。 

 さらに、平均足とMACDの組み合わせを見ても、平均足の陽線が続く中、MACDとシグナルのクロスと、0円ラインの上抜けの両方を達成していますので、中長期的にもチャートの形状は改善していると言えます(下の図4)。

(図4)日経平均(週足)の平均足とMACD(2019年7月5日取引終了時点)

出所:MARKETSPEEDⅡを元に筆者作成