1日に発表された6月の日銀短観では、製造業の景況が悪化
1日朝8時50分に発表された6月の日銀短観では、大企業・製造業DIが2期連続で低下しました。大企業・非製造業DIは上昇しました。製造業と非製造業で明暗が分かれました。
日銀短観、大企業製造業・非製造業DIの推移:2012年3月~2019年6月
大企業・製造業DIは「+7」まで低下しました。ただ、2期連続で低下したとは言っても、マイナスになったわけではありません。まだ、プラス圏なので悲観すべき水準ではありません。
逆に、大企業・非製造業DIは、+21から+23へ小幅改善しています。水準も「+23」と高いところにあります。非製造業は、好調が続いていることが確認されました。
非製造業の景況が好調で、製造業の景況が悪化しているのは、米国も同じです。5月までの米国のISM景況感指数の動きは、以下の通りです。