経済・投資に関する話題の内容を、銀行で有価証券運用の経験があり、現在、楽天証券でラップを運用している筆者が、掘り下げていきます。
  今回は、楽天証券の「楽ラップ」や「IFA標準ラップ」にも含まれている、「J-REIT(ジェイ・リート:国内の上場不動産投資信託)」です。

※楽天証券が提携しているIFA事業者経由で購入できる、対面方式のラップです。

J-REITの歴史

 J-REITの個別銘柄で最初に誕生したのは、日本ビルファンド(8951)(三井不動産のオフィスビル中心のREIT)、ジャパンリアルエステイト(8952) (三菱地所のオフィスビル中心のREIT)で、同じ2001年9月10日でした。それから約1年半後の2003年3月31日に、J-REIT指数が1,000ポイントでスタートしました。その後のJ-REIT指数の値動きは、以下の通りです。

グラフ1.J-REIT指数とJ-REIT指数(配当込み)、2003年3月31日~2019年5月20日、日次

Bloombergデータより楽天証券作成