FRB利下げ懸念で円高か

 米中貿易摩擦に解決の糸口が見えない中で、トランプ大統領は5月31日、メキシコに対する関税引き上げを発表しました。トランプ大統領はメキシコからの輸入品すべてに5%の関税を課し、移民の流入が止まるまで関税率を段階的に引き上げ10月には25%にすると表明。

 これをきっかけに米景気に対する先行き懸念がさらに強まり、マーケットではFRBが来年3月までに3回「利下げする」との予想まででています。ドル/円にとっては、リスクオフと金利差縮小が円高要因になりますが、今回の雇用統計のデータでその動きが加速することも考えられます。