金利

 米国10年債利回りは現在2.41%の水準にあります。これは低い水準であり、株式にとって支援的な水準です。

 昨年2018年10月2日以降、米国株式市場が急落した局面では、その直前に10年債利回りが3.2%まで上昇し、金利環境が株式にとって逆風になっていました。

 今回はそれより金利の位置がずっと低いので、金利が原因で株が下げる心配はありません。

株式バリュエーション

 S&P500は向こう12カ月のEPSに基づくとPER(株価収益率)16.4倍で取引されています。これは過去5年間の平均とほぼ一致しています。

 言い換えれば、米国株式市場は割高でも割安でもないということです。