新元号で印刷特需が期待される10万円株

 新元号「令和特需」も一部で話題となります。元号が変わることで、フォームやシステムの変更をする企業(や個人)は多く、印刷業などの一部に特需があるとされています。株価に対するインパクトは一過性かもしれませんが、流動性が高まり意外高を見せる銘柄があるかもしれません。

 このような動きになる銘柄については「きっかけ」と「その後の動き」を分けて考える必要があります。比較的投機的な投資家が回転売買を始め、そこに(同様に投機的な)投資家が参入することでさらなる株価上昇につながる構図です(そうならない場合は急落する可能性もあります)。実はほぼファンダメンタルズは意識されないのです。

 直近では印鑑の通販「ハンコヤドットコム」を展開する「 AmidAホールディングス(7671・マザーズ)」の乱高下なども分かりやすい例として挙げられます。

共立印刷(7838・東証1部)

・共立印刷の日足チャート

赤:出来高移動平均(5日)
青:出来高移動平均(25日)
緑:出来高移動平均(75日) 

カワセコンピュータサプライ(7851・東証2部)

・カワセコンピュータサプライの日足チャート

赤:出来高移動平均(5日)
青:出来高移動平均(25日)
緑:出来高移動平均(75日)

野崎印刷紙業(7919・東証2部)

・野崎印刷紙業の日足チャート

赤:出来高移動平均(5日)
青:出来高移動平均(25日)
緑:出来高移動平均(75日)