週足ではまだ下方向への意識が残っているため、相場の地合いが軟調となった際には注意
週足ベースの日経平均は上値抵抗となっていた26週移動平均線を上抜けたほか、13週移動平均線も下向きから上向きに転じてきており、チャートの見た目がかなり改善されてきている印象です。次の目標は52週移動平均線を超えられるかといったところです。
ただ、下段のRSI(相対力指数)と組み合わせてみると、RSIが株価と反対の動きとなる「逆行現象」となっています。逆行現象にはトレンド転換型とトレンド追随型の2種類あるのですが、図2で見られるのは、RSIが上値を切り上げている一方で株価が上値を切り下げているため、トレンド追随型と見ることができます。
日足と違い、週足ではまだ下方向への意識が残っているため、下落トレンドが強まってしまう兆しが燻(くすぶ)っており、相場の地合いが軟調となった際には注意が必要になります。
そこで、話を日足に戻して、下の図3で少し長めの期間も見ていきます。
■(図3)日経平均(日足)の動き その2(2019年3月22日取引終了時点)
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