パフォーマンスが非常に悪かった3メガ銀行株 今後の株価回復に期待

 銀行株は、株式市場で「金利連動株」と見なされています。長期金利が上がると株価が上がり、金利が下がると株価が下がります。長期金利が下がると、銀行の預貸金利ざやが縮小する懸念が強まり、長期金利が上がると、銀行の利ざやが改善する期待が出るので、それに単純に銀行株が反応しています。日本だけでなく、世界中の銀行株が、近年は金利連動株となっています。

 日本の3メガ銀行株は、2007年以降、長期金利の低下とともに売られ、日経平均を大幅に下回るパフォーマンスとなっています。

 

日経平均および3メガ銀行株の値動き比較:2007年1月~2019年3月(13日まで

注:2007年1月末の株価を100として指数化、楽天証券経済研究所が作成

 日本で長期金利(10年新発国債利回り)のゼロ固定が続いても、海外収益の拡大によって高水準の利益を維持できることが理解されれば、3メガ銀行株は見直されて上昇すると予想しています。

 ただし、地方銀行は、長期金利のゼロ固定が続けば、収益の悪化に歯止めがかからなくなります。地方銀行株は、株価低迷が続くと見ています。

 今回、ふれませんでしたが、金融セクターで、海外で収益を拡大させる期待のある東京海上HD(8766)(予想配当利回り4.8%)、オリックス(8591)(予想配当利回り4.9%)も、株価が割安で、投資価値は高いと判断しています。

 

 

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