ディープ・バリュー株を見直し

 日本株は長期投資で買い場と判断していますが、短期的には相場が荒れる(急落・急騰を繰り返す)可能性もあります。不透明な環境下で、少しずつ時間分散しながら株を買っていくと良いと考えています。

 まずは、バリュー株(割安株)から買うべきと考えています。バリュー株とは、*PER(株価収益率)・PBR(株価純資産倍率)などの株価指標【注】で見て、割安な銘柄のことです。中でも、今日は、ディープ・バリュー株(株価指標で見た割安度が際立っている銘柄)に焦点を当てます。

 

*PER・PBR

 株価の割安度を測るもっとも代表的な指標は、PER(株価収益率)です。株価が、1株当たり利益(今期予想)の何倍まで買われているか、示します。PERが高いと「株価は割高」、PERが低いと「株価は割安」と判断します。東証一部の平均PERは、3月6日時点で約14倍です。それより、PERが大幅に低い銘柄は、ディープ・バリュー株の候補となります。

 PBR(株価純資産倍率)も、株価の割安度を測る指標です。株価が、1株当たり純資産の何倍まで買われているか、示します。PBRが高いと「株価は割高」、PBRが低いと「株価は割安」と判断します。東証一部の平均PBRは、3月6日時点で約1.2倍です。PBR(株価純資産倍率)が1倍を大きく割れている銘柄も、ディープ・バリュー株の候補となります。