「クイズでわかる!資産形成」(毎週土曜日に掲載)の第56回をお届けします。資産形成をきちんと学びたい方に、ぜひお読みいただきたい内容です。

今日のクイズ

 今回は、インバウンド関連株について学ぶクイズを出します。

 インバウンドとは、訪日外国人観光客のことで、その数は年々増加傾向にあります。また、インバウンド消費の拡大によって、恩恵を受ける企業も増えており、それらの企業(銘柄)を、インバウンド関連株といいます。

 それでは今日のクイズです。訪日外国人の増加によって、インバウンド消費の拡大が続いていますが、その中身が変わってきており、モノ消費からコト消費に重点がシフトしつつあります。

 同じインバウンド関連株の中でも、コト消費へのシフトによって恩恵を受ける業種と、受けない業種があります。

 以下四つの業種【1】~【4】のうち、コト消費拡大の恩恵が小さいのはどれでしょう?

  1. テーマパーク
  2. ホテル
  3. 鉄道
  4. 百貨店

増え続ける訪日外国人観光客数

 訪日外国人数は、コロナショックで一時急減しましたが、今年大復活。2024年は、訪日外国人観光客数が、コロナ前のピークだった2019年を超えて、過去最高となる見込みです。

<訪日外国人観光客数:2003~2024年(1~9月)>

出所:日本政府観光局(JNTO)より楽天証券経済研究所作成

 これまで、中国からの観光客数の戻りが少なかったのですが、2024年は中国からの観光客が急増しています。

<国別の訪日外国人観光客数:2024年1~9月の累計>

出所:日本政府観光局(JNTO)より作成