3.内外株式の期待リターン
株式というアセットクラスの期待リターンがどのくらいなのかということに、ほとんど全ての投資家が興味を持っているのではないだろうか。公的年金の「コンサルタント」や「有識者」その他が、どのような数字をどのような根拠で持ってくるのか注目しよう。
しかし、実のところは「株式の期待リターン」について自信を持って提示できる人など(少なくとも知識が確かな専門家は)どこにもいないのが現実だ。
過去のケースから判断すると、リスクフリー金利に4%から6%を足したくらいのリターンがおおよその「相場」である。
個人投資家は、「大変大きい訳ではないが、ある程度の大きさのプラス」が株式の期待リターンだと考えるしかない現実を受け入れて、世間の「相場」を眺めてみるといい。