11月7日の午後には、6日に実施された米中間選挙の結果が判明します。日本が、この重要イベントの結果を織り込む最初の市場となります。

 短期的な波乱があれば、長期投資で割安な日本株に投資する好機になると考えています。今日は、個人投資家が投資しやすい、「10万円以下で買える」好配当利回り株をご紹介します。

日本株は配当利回りから見て割安と判断

 日本株は、配当利回りや、PER(株価収益率)などの株価指標で見て、割安と判断しています。長期投資で、資産形成に貢献する投資対象と考えています。

日本の長期金利(10年もの新発国債利回り)と東証一部予想配当利回りの推移:1993年5月~2018年11月(6日まで)

注:楽天証券経済研究所が作成

 

 1993年当時、長期金利が5%あった時、東証一部の配当利回りは1%未満でした。この時、長期国債は割安で、日本株は割高でした。ところが、2018年11月6日現在、長期金利は0.1%まで低下、配当利回りは2.3%まで上昇しています。今は、長期国債が割高で、日本株が割安と判断しています。

10万円から始める好利回り株投資

 日本株は、配当利回りから見て割安で、長期投資の対象として魅力的と考えています。ただし、銘柄選択は大切です。人気株に飛び乗って高値づかみとなり、株価が急落すると大きな損失をこうむることもあります。

 これから日本株への投資を考える初心者の方は、日経平均株価に連動するインデックスファンドや、10万円以下で買える株への小口投資から始めたらいいと思います。一度に大きな金額を買うのではなく、毎月一定額を買い付けるなど、堅実に投資を増やしていく買い方が良いと思います。

 そこで、今日は、10万円以下で買える好配当利回り株をご紹介します。