米国株にも調整圧力。NYダウ上値重い、ナスダックは堅調
NYダウも、貿易戦争が激化する懸念、米朝首脳会談中止報道を嫌気して、反落しました。ただし、IT大手(フェイスブック、アマゾン、グーグル、ネットフリックス、マイクロソフト、アップルなど)の比率が高いナスダック株価指数は、業績好調を背景に、堅調な動きが続いています。
NYダウ日足:2018年1月3日~5月25日
米ナスダック株価指数日足:2018年1月3日~5月25日
3月に、フェイスブックの情報漏洩事件を受けて、バッシングが強まると、米IT大手の株価は軒並み急落しました。「フェイスブック・ショック」と言われる急落です。
ところが4月以降、米IT大手の業績が非常に好調であることがわかると、見直し買いが増えました。「米IT大手への反感は強く、バッシングは簡単には収まらないが、それでも米IT大手が情報を支配して稼ぐ構造は変わらない」と、考える投資家が増え、買い出動しているようです。ナスダック株価指数はNYダウよりも堅調に推移しています。
引き続き、朝鮮半島情勢・貿易戦争の行方、米金利上昇に要注意
私は朝鮮半島情勢・貿易戦争以上に、米金利上昇を警戒しています。警戒している次の重大イベントは、6月12~13日のFOMC(連邦公開市場委員会)です。ここで米FRBが利上げを決める可能性が高いからです。
利上げイベントを世界の株式市場・為替市場がどう消化するか注目しています。
日経平均が大きく下落する局面があれば、長期スタンスで積極的に買っていくべきと考えている
日経平均は、短期的には急落・急騰を繰り返すと考えられます。ただ、長期的には上昇トレンドに入っていると判断しています。もし急落する局面があれば、買い場になると考えます。
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