発行スケジュールとは?
発行スケジュール(issuance schedule)とはビットコインがどういう風に新しく作り出され、流通するかを律しているきまりを指します。
ビットコインの総発行数の上限は2,100万コインと決められており、それ以上は絶対に発行できません。現在は、このうち1,674万コインが既に発行され、流通しています。
新しいビットコインはマイナーが検証作業を真っ先に完了した際にご褒美として発行されるのですが、そのご褒美のコイン数は時間の経過とともにだんだん少なくなるようスケジュールされています。2012年11月28日にご褒美は50個から25個に半減しました。そして4年後の2016年7月9日に25個から12.5個に半減しました。この次の半減は2020年7月の予定です。
こうして2140年には2,100万コインの上限に到達してしまうわけです。
このように供給が限られているということは希少価値を生みます。ちなみにドル、円、ゴールドなどには、このような供給制限はありません。
ビットコイン以外の仮想通貨は、独自の発行スケジュールを持っています。したがってその希少性は、それぞれの発行スケジュールによって変わってきます。
(*)厳密には「通貨」としてのビットコインに言及する際は小文字のbitcoin、それを駆動するソフトウェアに言及するときは大文字の頭文字でBitcoinと表記します。
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