円相場の安定のために、財務大臣の権限において実施される為替市場への介入。一般に「為替介入」と呼ばれる。財務大臣の代理人として、財務大臣の指示に基づき、日本銀行が実務を遂行する。 為替介入には、財務大臣が管理する「外国為替資金特別会計(外為会計)」の資金が使われる。「ドル売り・円買い介入」の場合は、外貨準備を取り崩して円を対価に売却。一方、「ドル買い・円売り介入」の場合は、政府短期証券(通称FB)を発行して調達した円資金を対価にドルを買い入れる。介入は覆面・非公開の「覆面介入」という手法で行われる。外国為替平衡操作の実施状況の発表時には、覆面介入の状況もわかる。

発表機関 財務省
発表時期 月次 当月最終営業日
四半期ベース 2、5、8、11月初
※月次の発表については、介入の実施から決済まで2日間かかるため、前月末2営業日を含み当該月末2営業日を含まない期間の介入実施額を発表
※四半期ベースの発表は、介入額・介入した日付・対象通貨も発表