ハイテク株アナリストが考える新NISAの使い方(2)-新NISAを使ったハイテク系投資信託・ETF、個別株への投資の考え方-
●2024年から新NISAが始まる。ハイテクグロース株への投資に新NISAをどのように使えばよいか、再度考えてみた。新NISAは非課税投資枠の大幅増加、制度の恒久化、非課税投資枠が一杯になったときでも売却すれば簿価ベースで翌年から枠が復活することなど、投資に成功した時に資産形成しやすい制度になっている。日本の生活者の実情にあった制度といえよう。
●ハイテクグロース株への長期分散投資を考えるなら、NASDAQ100連動型、SOX指数連動型インデックスファンドへの投資を考えてみたい。アメリカまたはグローバルの業種別インデックスファンドも少数だが対象ファンドに入っている。銘柄選別が必要ないため、アメリカの個人投資家に人気である。
●新NISAは長期投資、短期投資ともに個別株投資にも使いやすい制度である。1株から買えるアメリカのハイテク株だけでなく、日本のハイテク株も「かぶミニ」(単元未満株取引)を使って考えてみたい。