2022年1-3月期決算レポート:レーザーテック(2022年6月末受注残高予想は3,328億円に)、東京エレクトロン(業績好調。主要製品の市場シェアが上昇)
●レーザーテックの2022年6月期3Qは、15.6%減収、42.7%営業減益。会社側の想定内だった模様。全社受注高は前年比3.8倍で、マスク欠陥検査装置の受注が好調。2022年6月末受注残高は3,328億円になる見込みで、この多くが2023年6月期、2024年6月期に納入される模様。このため2023年6月期からは好業績が期待できよう。今後6~12カ月間の目標株価は前回の3万7,000円を3万円に引き下げる。投資妙味はあると思われるが、当面はアメリカの金利上昇が株価にとってマイナス要因。
●東京エレクトロンの2022年3月期4Qは28.6%増収、52.7%営業増益。半導体製造装置が好調で主要製品の市場シェアが上昇した。半導体設備投資の動きがロジック向け中心に強く、2023年3月期、2024年3月期ともに業績好調が予想される。目標株価は前回の7万5,000円を7万円に引き下げる。投資妙味はあると思われるが、アメリカの金利上昇と将来の半導体設備投資の伸び鈍化を考慮した。