特集:半導体製造装置-生成AIが引き起こす新たな半導体設備投資ブーム-
●半導体デバイスセクターは出荷額では2023年1-3月期に、大手デバイスメーカーの業績では2023年4-6月期に概ね底入れし現在回復、再成長へ向かっている。新たなブームのテーマは生成AIとAI用GPU、HBMとDRAM(DDR5)、3ナノ、2ナノ半導体など。
●半導体製造装置各社の業績も概ね2023年4-6月期に大底を入れ再成長に向かっている。AI用GPUに付属するHBMの増産体制が整ってきたことから、今後AI用GPU本体の増産に伴い設備投資も増加すると思われる。DRAM投資も活発。加えて2024年は3ナノの増産投資、2ナノの初期投資があろう。
●今後6~12カ月間の目標株価は、ディスコは前回の3万5,000円から4万円へ、アドバンテストは4,800円→6,000円、ASMLホールディングは720ドル→830ドルへ引き上げる。アプライド・マテリアルズは200ドル、レーザーテックは3万9,000円、東京エレクトロンは3万3,000円を維持する。各社とも中長期で投資妙味を感じる。