昨日(2015年1月6日)の動向
東京市場では、前日の海外市場の流れを引き継ぎ円買い・米ドル売りが進展。米ドル/円は119円ちょうどの水準まで下落しました。今月のギリシャ総選挙を前にギリシャ財政への懸念が強まっていることや、原油相場の下落により産油国経済への悪影響を懸念したリスク回避の流れから円が買われやすい地合いとなりました。海外市場では、米ISM非製造業指数が市場の事前予想を下回る内容となったことが嫌気され円買い・米ドル買いが活発化。原油安やギリシャ財政懸念などから米国株が軟調に推移すると、リスク回避の円買いが強まり、米ドル/円は一時118円台前半レベルまで下落しました。
2015年1月6日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 119.613 | 119.619 | 118.038 | 118.411 |
ユーロ/円 | 142.750 | 142.779 | 140.787 | 140.793 |
豪ドル/円 | 96.718 | 97.206 | 95.767 | 95.788 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2015年1月7日)の展望
【米ドル/円】
米ドル/円は一時118.05円レベルまで下落。下値では、節目の118円ちょうどがサポートとして機能するかが焦点となりそうです。118円台をしっかりと下抜けてきた場合、12月16日の安値115.56円レベルが意識されそうです。一方上値では、120円を早期に回復できるかが焦点となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 119.50 | 120.00 | 118.00 | 117.00 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ギリシャ総選挙の結果を見据えたギリシャ財政への懸念から、ユーロは軟調な地合いを継続。ユーロ/円は一時140.90円レベルまで下落しました。下値では、日足・200日移動平均線が位置する140円前半レベルや節目の140円ちょうどなどが意識されそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 143.00 | 143.50 | 140.30 | 140.00 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
株安や原油安を受け、豪ドル円も軟調な動きが継続しています。下値では、12月16日の安値95円台前半レベルが意識されそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 97.20 | 98.00 | 95.00 | 94.00 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2015年1月7日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2015年1月7日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★ | 16:00 | (独)11月小売売上高指数(前月比) | 0.2% | 1.9% |
★★ | 17:55 | (独)12月失業者数(前月比) | -0.5万人 | -1.4万人 |
★★ | 17:55 | (独)12月失業率 | 6.6% | 6.6% |
★★ | 19:00 | (欧)11月失業率 | 11.5% | 11.5% |
★★★ | 22:15 | (米)12月ADP雇用統計(前月比) | 22.5万人 | 20.8万人 |
★★ | 22:30 | (米)11月貿易収支 | -420億USD | -434億USD |
★★ | 22:30 | (カナダ)11月貿易収支 | -2億CAD | 1億CAD |
★★★ | 28:00 | 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨 | N/A | N/A |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します