昨日(2014年12月10日)の動向
東京市場では、日経平均株価が一時500円を超える下げ幅となる中、リスクオフによる円買い・米ドル売りが優勢となり、米ドル/円は一時118円台半ばレベルまで下落しました。その後、日経平均株価が引け間際に下げ幅を縮小すると米ドル/円は119円台を回復しました。海外市場では、NYダウ平均が250ドル安近辺まで下げ幅を広げたことからリスク回避の円買いが再び強まり、米ドル円は一時117.69円レベルまで下値を拡大しました。また、原油価格の下落を背景に資源国通貨が弱く、豪ドル/円は一時98円台を割り込む動きとなりました。
2014年12月10日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 119.666 | 119.913 | 117.690 | 117.813 |
ユーロ/円 | 148.046 | 148.246 | 146.489 | 146.620 |
豪ドル/円 | 99.205 | 99.464 | 97.751 | 98.005 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2014年12月11日)の展望
【米ドル/円】
米ドル/円は続落。ポジション調整などにより軟調な地合いが継続しました。下値では117.50円レベルや117円ちょうどの各節目がサポートとして意識されそうです。一方上値では、昨日の高値119.90円レベルをこなしつつ120円台を回復できるかが焦点となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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米ドル/円 | 119.00 | 120.00 | 117.50 | 117.00 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
米ドル/円の下落を受け、ユーロ/円も続落。下値では、日足・25日移動平均線が位置する146円台半ばレベルがサポートとして機能するかが焦点となりそうです。同ラインを下抜いてきた場合、146円ちょうどや145円半ばレベルなど各節目が意識されそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 149.00 | 150.00 | 147.00 | 146.20 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
株安、原油急落などを受けて豪ドル/円は続落。下値では、日足・100日移動平均線が位置する97円前半レベルがターゲットとなりそうです。一方、上値では、100円の大台を下抜けたことから。同水準がレジスタンスとして意識されそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 99.00 | 100.00 | 97.50 | 97.15 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2014年12月11日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2014年12月11日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★ | 16:00 | (独)11月消費者物価指数(CPI、改定値)(前月比) | 0.0% | 0.0% |
★★★ | 22:30 | 11月小売売上高(前月比) | 0.4% | 0.3% |
★★★ | 22:30 | 11月小売売上高(除自動車)(前月比) | 0.1% | 0.3% |
★★ | 22:30 | 前週分 新規失業保険申請件数 | 29.7万件 | 29.7万件 |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します