昨日(2014年7月15日)の動向
東京市場では、米株価の上昇を受け日経平均株価が続伸したことなどから、米ドル/円は101.65円レベルまで上昇しました。なお、注目された日銀金融政策決定会合では、金融政策の現状維持が決定ました。その後の黒田日銀総裁の記者会見においても目新しい発言はなかったため、市場の反応は限定的となりました。海外市場では、イエレンFRB議長の議会証言を受け米ドル/円は一時上下に振れる動きとなりました。テキストベースの証言では景気認識に慎重な姿勢が示されたことから、米ドル/円は一時101.45円レベルまで下落。ただ、その後の質疑応答で「GDP縮小に関わらず、多くの指標は明るさが一段と増している」などの発言や利上げに前向きな姿勢が示されたことなどを受け、101.60円レベルまで反発する動きとなりました。
2014年7月15日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 101.541 | 101.744 | 101.44 | 101.673 |
ユーロ/円 | 138.29 | 138.426 | 137.885 | 137.959 |
豪ドル/円 | 95.366 | 95.489 | 95.067 | 95.282 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2014年7月16日)の展望
【米ドル/円】
米ドル/円は101円から102円のレンジ内での動きが続いています。今後このレンジ圏を上下どちらに放れるかがポイントとなりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 101.85 | 102.00 | 101.20 | 101.00 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
昨日発表されたZEW景況感調査が市場の事前予想を下回る内容となったことなどを受けユーロ/円は一時137円台へ下落しました。上値では138円台をしっかりと回復できるかが焦点となりそうです。一方下値では、7月10日安値の137.50円がサポートとして機能するかが焦点となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 138.20 | 138.50 | 137.50 | 137.00 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
上値では、96円台にしっかりと乗せきることができるかがポイントとなりそうです。一方下値では節目の95円ちょうどや、日足・100日移動平均線が推移する94.70レベルがサポートとして機能するかが焦点となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 95.60 | 96.00 | 95.00 | 94.70 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2014年7月16日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2014年7月16日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★ | 17:30 | (英)6月失業率 | 3.1% | 3.2% |
★★ | 17:30 | (英)6月失業保険申請件数 | -2.7万人 | -2.74万人 |
★ | 18:00 | (欧)5月貿易収支 | 165億ユーロ | 157億ユーロ |
★★ | 21:30 | (米)6月卸売物価指数(PPI)(前月比) | 0.2% | -0.2% |
★★ | 22:15 | (米)6月鉱工業生産(前月比) | 0.3% | 0.6% |
★★★ | 23:00 | (加)カナダ銀行 政策金利 | 1.00% | 1.00% |
★★★ | 23:00 | (米)イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長、発言 | N/A | N/A |
★★ | 3:00 | (米)米地区連銀経済報告(ベージュブック) | N/A | N/A |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します