昨日(2月20日)の動向
東京市場は円高・株安となり、リスク回避の流れとなりました。昨日発表された中国の2月HSBC製造業PMIが市場予想を下回る結果となったため、リスクオフの円買いが加速。株価の一段安と合わせながらドル円、クロス円は水準を切り下げました。海外市場では欧州主要国の景況感を受けてユーロが下落。またウクライナ情勢の混乱も、ユーロの上値を重くしました。米・中の冴えない指標結果からくるリスク回避傾向が意識される中で、欧州経済に対する不安も加わり、ユーロ円は139円前半まで下落しました。ドル円は、ユーロ円の下落幅拡大局面で101.67円まで下げ幅を広げました。その後は米2月フィラデルフィア連銀製造業指数がプラス市場予想に反して悪い結果となり、上値が重くなるも、反応は限定的なものとなりました。
2月20日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 102.324 | 102.406 | 101.672 | 102.249 |
ユーロ/円 | 140.548 | 140.609 | 139.131 | 140.282 |
豪ドル/円 | 92.124 | 92.323 | 91.061 | 92.097 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2014年2月21日)の展望
【米ドル/円】
引き続き上値ターゲットは節目となる103円ちょうどとなりそうです。一方下値サポートは今週の安値101.39レベルを維持できるかに注目が集まります。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 103.00 | 103.20 | 101.60 | 101.00 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
昨日欧州圏の景況指標は市場予想を下回ったことからユーロ/円は上値の重い展開となりました。上値では日足・50日移動平均が位置する141.21円を上回るかに注目です。一方下値サポートは昨日の安値139円前半となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 140.80 | 141.20 | 140.00 | 139.50 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
豪ドル円は昨日上値の重い展開となっておりましたが、海外市場でユーロ/豪ドルで上値を伸ばしたため、豪ドル円は92.32レベルまで上昇しました。上値では日足100日移動平均が位置する92.68レベルを上目悪かに注目です。一方下値では92円台を維持できるかに注目です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 93.00 | 93.60 | 90.90 | 89.80 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2014年2月21日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2014年2月21日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★ | 18:30 | (英)1月-小売売上高指数 | -1.20% | 2.80% |
★★ | 22:30 | (加)12月-小売売上高 | -0.4% | 0.6% |
★★ | 22:30 | (加)1月-CPI | 1.3% | 1.2% |
★★ | 0:00 | (米)1月-中古住宅販売件数 | 468万件 | 487万件 |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します