昨日(2月19日)の動向
東京市場は軟調な株価動向を受けて上値の重い推移となりました。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の発表を控えていたことから、各通貨とも非常に狭いレンジで振幅しました。また日経平均株価が下値を広げるような動きにならなかったことから、ドル円・クロス円の下値も限定的でした。海外市場では低調な米経済指標を受けて一時101.84円まで下落しましたが、FOMC議事録公表後の米金利上昇を背景に102.31円まで反発しました。FOMC議事録では、QE3減額が継続される見通しとフォワード・ガイダンス修正の必要性が示された内容となりました。
2月19日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 102.348 | 102.455 | 101.839 | 102.316 |
ユーロ/円 | 140.816 | 140.923 | 140.001 | 140.515 |
豪ドル/円 | 92.382 | 92.457 | 91.847 | 92.133 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2014年2月20日)の展望
【米ドル/円】
昨日は発表されたFOMC議事録要旨の内容を受け、量的金融緩和の縮小を継続することで、米ドル/円は底堅い値動きとなりました。上値ターゲットは節目となる103円ちょうどとなりそうです。一方下値サポートは昨日の安値付近の101.80レベルを維持できるかに注目が集まります。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 103.00 | 103.20 | 101.60 | 101.00 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
本日は欧州の経済指標がいくつかあるため、結果次第では大きく動く要因となりそうです。上値では昨日の高値140.90レベルをしっかり上回るかに注目です。一方下値サポートは日足一目均衡表の基準線が位置する139円半ば付近となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 140.80 | 141.20 | 140.00 | 139.50 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
上値では93円台をしっかりと回復できるかに注目が集まります。一方、下値では先週の安値90.90レベルを意識した動きとなりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 93.00 | 93.60 | 90.90 | 89.80 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2014年2月20日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2014年2月20日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★ | 17:30 | (独)2月-製造業PMI | 56.3 | 56.5 |
★★★ | 18:00 | (欧)2月-製造業PMI | 54.0 | 54.0 |
★★ | 22:30 | (米)1月-CPI | +0.1% | +0.2% |
★★ | 22:30 | (米)新規失業保険申請件数 | 33.5万件 | 33.9万件 |
★★ | 0:00 | (米)2月-フィラデルフィア連銀製造業景況指数 | 8.0 | 9.4 |
★★ | 0:00 | (米)2月-消費者信頼感指数 | -11.0 | -11.7 |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します