昨日(1月27日)の動向
各国主要株価の下落と新興国への懸念を背景に、早朝米ドル/円は、昨年12月6日以来となる101円70銭レベルまで下落する場面が見られましたが、東京市場で仲値に絡んだ米ドル買いのフローが観測されたことから米ドル/円はやや下げ止まる展開となりました。海外市場では、米債利回りの上昇や日経平均先物相場の底堅い地合いを好感して、米ドル/円は一時102円90銭付近まで買い戻しが入りました。しかし米住宅関連指標の弱い数字や、NYダウの下落に再び連れ安となり、102円30銭付近まで反落するなど、102円台で乱高下する相場展開となりました。
1月27日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 102.181 | 102.929 | 101.714 | 102.55 |
ユーロ/円 | 139.784 | 140.692 | 139.134 | 140.22 |
豪ドル/円 | 88.816 | 90.07 | 88.417 | 89.586 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2014年1月28日)の展望
【米ドル/円】
早朝に米ドル/円は101円70銭レベルまで下落しましたが、日足の移動平均線75日銭がサポートラインとなり、反発して取引を終えました。上値ターゲットは心理的節目の103円ちょうど、下値は前述の移動平均線が位置する101円70銭レベルが引き続きサポートとして機能するかが焦点となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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米ドル/円 | 103.00 | 103.50 | 101.70 | 100.80 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
朝方ユーロ円は139円10銭レベルまで下落しましたが、米ドル/円の上昇に連れ高となり再び140円台に乗せました。上値レベルは大台の141円を目指す展開となりそうです。下値は日足一目均衡表の雲の上限が位置する140円20銭を上回って取引を終えることができるかが焦点となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 141.00 | 142.00 | 140.00 | 138.50 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
豪ドル円は一時88円50銭レベルまで下落。米ドル/円、他のクロス円の反発を受けて買い戻しが入ったものの、中国の金融商品デフォルト懸念が払しょくされておらず、上値の重い展開となりそうです。節目である90円レベルをまずはしっかりと抜けきることができるかが焦点となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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豪ドル/円 | 90.00 | 91.00 | 88.00 | 87.00 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2014年1月28日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2014年1月28日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★ | 18:30 | (英)Q4-GDP【速報値】(前期比) | 0.8% | 0.7% |
★★ | 22:30 | (米)12月-耐久財受注(前月比) | 1.8% | 3.4% |
★★ | 0:00 | (米)1月-消費者信頼感指数 | 78.0 | 78.1 |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します