昨日(1月20日)の動向
東京市場では、日本市場の株安ムードを受け円が続伸し、ドル/円は午前中に一時104円を割れる場面も見られました。しかし、米国が三連休と言う事もあり、下落には拍車がかからず104円前半を維持する値動きとなりました。ドル/円以外の通貨ペアでは、11時に中国の第4四半期GDPが発表され、結果、予想より強かったため、豪ドル/円・ユーロ/円は、ロンドン市場にかけ安値から上昇となりました。しかしニューヨーク市場時間に入ると、取引参加者は少なく、その後は小幅な動きとなりました。ドル/円も同様に、22日に発表予定の日銀金融政策決定会合や、1月のFOMCを見極める動きから、積極的な取引は控えられ、104円前半でクローズを迎えました。
1月20日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 104.214 | 104.319 | 103.869 | 104.157 |
ユーロ/円 | 141.079 | 141.38 | 140.319 | 141.176 |
豪ドル/円 | 91.418 | 91.859 | 91.053 | 91.724 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2014年1月21日)の展望
【米ドル/円】
先週から昨日まで、104.00~104.50レベルでのレンジ相場となっており、どちらにしっかり抜けてくるかを見極めたいと思われます。日足・25日移動平均に頭を押さえられた格好になっているので、ここを抜けてくると、105円レベルが見えてくると思われます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 104.50 | 105.00 | 103.80 | 103.00 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
昨年末にかけて上昇基調となっていたユーロですが、今は市場に買われすぎ感が漂っていること、また欧州不安再燃の警戒感もあることから、上値は重い展開となりそうです。140円を割り込んでくると、もう一段下が見えそうな形となっており、当該レベルが当面のサポートとなりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 142.10 | 143.00 | 140.30 | 140.00 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
引き続き91円付近にサポートされた値動きが続きそうです。ここを割り込んでしまうと、1円値幅でサポートラインが意識される展開となり、さらなる下値には、昨年9月につけている88円が見える可能性もあります。しかし、このレベルでしっかりとサポートされれば、ダブルボトムを形成し、その後、反発の可能性も出てきます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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豪ドル/円 | 92.00 | 93.00 | 91.05 | 90.20 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2014年1月21日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2014年1月21日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★ | 19:00 | (欧)1月-ZEW景況感調査 | 64.00% | 62.00% |
★ | 22:30 | (加)11月-製造業売上高(前月比) | +0.5% | +1.0% |
★ | 23:30 | IMF世界経済見通し公表 | - | - |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します