昨日(10月17日)の動向
東京市場では、米上院が政府閉鎖の解除と債務上限引き上げに向けて前進したことや日経平均株価の上昇を受けて米ドル/円は一時99円台乗せうかがう展開となりました。しかし、債務不履行の危機が回避されたことを背景に米債利回りが急低下すると、次第に米ドル売りが優勢となり米ドル/円は98円台半ばレベルまで下落。海外市場では、「中国格付け会社が米国の格付けを引き下げた」との報道や、米10年債利回りが低下したことが嫌気され、米ドル/円は98円台を割り込むと97.80レベルまで急落。米財政協議が合意したにもかかわらず、米ドル売りが強まる展開となりました。
10月17日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 98.727 | 98.995 | 97.741 | 97.918 |
ユーロ/円 | 133.559 | 133.951 | 133.325 | 133.91 |
豪ドル/円 | 94.288 | 94.488 | 93.773 | 94.343 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2013年10月18日)の展望
【米ドル/円】
米ドル/円は、米長期金利の低下を受け97円台後半で上値の重い動きとなりました。下値では移動平均線200日線の位置する97円レベル、上値は98円台半ばレベルを回復できるかが焦点となりそうです。海外市場で発表予定の米景気先行指数の結果にも注目です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 98.50 | 99.00 | 97.00 | 96.50 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ユーロ/円は、ユーロ/米ドルの大幅上昇に伴いつれ高となり、心理的節目である134円手前まで水準を切り上げました。134円台を明確に上抜けできるかに注目です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 134.00 | 135.00 | 133.00 | 132.60 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
豪ドル/円は昨日に引き続き日足・5日移動平均線をサポートに堅調な地合いを維持。上値ターゲットは日足・200日移動平均電が位置する94.70レベルが意識される展開となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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豪ドル/円 | 94.70 | 95.50 | 93.00 | 92.45 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2013年10月18日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2013年10月18日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★ | 21:30 | (加)9月消費者物価指数(前年比) | +1.1% | +1.1% |
★★★ | 23:00 | (米)景気先行指数(前月比) | +0.6% | +0.7% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します