昨日(6月7日)の動向
注目を集めた米雇用統計は、非農業部門雇用者数が事前予想を上回る結果となったことが好感され、マーケットは米ドル買いで反応。
米ドル/円はこれを受けて95円ちょうどレベルから97円台半ばレベルまで上昇しました。米失業率が1ポイント悪化。非農業部門雇用者数の前回値が下方修正されたことで早期QE縮小懸念が後退したことを受け、NYダウも反発。ユーロ/円や豪ドル/円も米ドル/円に連れ高となり、ユーロ/円は一時129円台を回復。豪ドル/円も92円台後半レベルまで上昇しました。フィラデルフィア連銀総裁による「歳出削減の影響は一部で懸念されているより小さい。米国債利回り上昇することも悪いことではない。」とのコメントも米ドル買いを誘いました。
6月7日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 97.11 | 97.783 | 94.956 | 97.525 |
ユーロ/円 | 128.634 | 129.179 | 126.144 | 128.947 |
豪ドル/円 | 93.15 | 93.27 | 90.539 | 92.553 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(6月10日)の展望
【米ドル/円】
ポジション調整後の米ドル買い戻しや日本の成長戦略の追加策への期待感からの円売りの動きとなっています。基本的には円安トレンドは継続との見方が強く、押し目買いを探る展開のようです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 98.50 | 99.00 | 97.50 | 97.00 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
円安株高トレンドの中で米QE3解除の思惑からユーロ/ドルの動きにも注意が必要ですが、基本は米ドル/円に連動しやすいとの見方が多いようです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 130.00 | 130.80 | 129.10 | 128.50 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
対米ドルでの豪ドルの地合いは悪く、豪ドル/円も上値が抑えられる展開との見方が強いようです。93円近辺を戻りに再度90円割れを試す展開になるのか注目です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 93.00 | 93.80 | 91.80 | 93.20 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(6月10日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★ | 21:15 | カナダ 住宅着工件数 | 179千件 | 174千件 |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します