昨日(5月21日)の動向
昨日は、本日行われる日銀金融政策決定会合後の黒田総裁発言やバーナンキFRB議長の議会証言といったイベントを控え、ポジション調整主体の展開となりました。東京時間では、朝方円高方向に振れたものの、昼にかけて短期筋によるドル買いが入るなど上下に振れる展開となり、ロンドン市場では材料難から値動きの乏しい状況が続きました。NY時間に入り、ダドリー・ニューヨーク連銀総裁が、今後FRB当局者が資産買い入れを拡大もしくは縮小するかは不透明であると発言し、現在のFRBによる緩和策を早期に縮小するとの思惑が後退。ドルに売り圧力がかかる局面がありました。
5月21日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 102.263 | 102.88 | 102.082 | 102.521 |
ユーロ/円 | 131.762 | 132.399 | 131.671 | 132.304 |
豪ドル/円 | 100.347 | 100.935 | 100.13 | 100.509 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2013年5月22日)の展望
【米ドル/円】
昨日は、複数の米金融当局者による講演で、量的金融緩和策縮小の思惑が後退し、ドル売り優勢の展開となりました。本日は日銀金融政策決定会合後の総裁発言やFRB議長の議会証言を控え様子見姿勢が予想されるものの、ドル円は引き続きドル主体の材料に翻弄される展開となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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米ドル/円 | 102.90 | 103.20 | 102.00 | 101.20 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
対ドルでのユーロ上昇が続くなか、ドル円の上値の重さとユーロの堅調ぶりに挟まれ、方向感を欠くものの、リスク選好から下値がサポートされる展開となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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ユーロ/円 | 132.80 | 133.50 | 131.50 | 131.00 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
対米ドルでの豪ドル売りとドル円の上げから豪ドル円は100円近辺で方向感のない動き。99円台半ばを下抜けるようだと98円レベルまで下値拡大との見方もあるようです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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豪ドル/円 | 100.90 | 101.30 | 99.80 | 99.30 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2013年5月22日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2013年5月22日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★ | 17:30 | (英)4月-小売売上高(前月比) | 0.00 | -0.7 |
★★ | 23:00 | (米)4月-中古住宅販売件数 | 499万件 | 492万件 |
★★ | 3:00 | (米)FOMC議事録 | - | - |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します