昨日(5月15日)の動向
昨日ドル円が102円半ばまで進んだ影響もあり、東京時間で日経平均が約5年4か月ぶりに15,000円台を回復しました。前半は輸出企業の売りや、利益確定の売りが先行し、伸び難い展開となり、102円手前まで円が上昇しました。しかし、ロンドン時間に差し掛かると押し目買いの様相から、一気に買いが先行し、102.60近辺まで上昇しました。その後いったん円が押すものの、主要通貨に対するドル買いが進み、ドル円も一時102.80近辺まで上昇しました。ニューヨーク州製造業業況指数がマイナスとなったのを受け、102円を割れるまで下落しましたが、押し目を買う動きは継続され、大きく割り込むことはなく結局102円の半ばまで戻る動きとなりました。
5月15日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 102.319 | 102.763 | 101.857 | 102.241 |
ユーロ/円 | 132.248 | 132.433 | 131.188 | 131.74 |
豪ドル/円 | 101.214 | 101.584 | 100.891 | 101.2 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2013年5月16日)の展望
【米ドル/円】
一時的に102円を割り込む動きが見られたものの、すぐに102.60まで戻した動きから、押し目買いの展開は継続されていると見受けられます。しかし、サポートしている102円を大きく割り込んでくると、サポートが徐々に切り下げられる可能性もありますので、節目の値段に注意したいところです。また、本日も21時半に米指標が多く発表されるので、その結果に注目したいところです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 102.80 | 103.00 | 102.00 | 101.50 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ユーロ圏のGDPが6期連続のマイナス成長であったことから、ユーロ単体での伸び悩みは継続されそうです。ECBの追加金融緩和観測も高まっていることから、対ドルでは下落が続いております。対円でも大きな伸びは見られず、ドル円が下落すると、より大きく下落する可能性が高いと思われます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 132.80 | 133.00 | 131.20 | 131.00 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
豪ドルは対ドルでさらに下落幅を拡大させていることから、対円でも伸び悩む展開が続きそうです。101円をしっかりと割り込んでくると、次のサポートは100円が見えてきますが、円安の流れの中では押し目を買う動きもみられると思われます。日足ベースでは三角持合いの形となっているので、どちらに振れるかをしっかりと見極めたいところです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 101.50 | 102.00 | 100.90 | 100.00 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2013年5月16日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2013年5月16日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★ | 18:00 | (EU)4月CPIコア(前年比) | +1.0% | +1.5% |
★★ | 21:30 | (米)4月CPI(前年比) | +1.3% | +1.5% |
★★ | 21:30 | (米)4月CPIコア(除食品・エネ)(前年比) | +1.9% | +1.8% |
★★ | 21:30 | (米)新規失業保険申請件数 | 33.0万件 | 32.3万件 |
★★ | 21:30 | (米)4月住宅着工件数(季調済・年率) | 97.0万件 | 103.6万件 |
★★ | 22:00 | (米)4月建設許可件数(季調済・年率) | 94.1万件 | 90.2万件 |
★★ | 23:00 | (米)5月フィラデルフィア連銀製造業景況指数 | +2.0 | +1.3 |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します