昨日(5月10日)の動向
100円台を突破してからさらに円安が加速し、101円も東京時間午前中に軽々と越えていきました。その後は利食いの売りも見られるものの、日経平均の上昇や、米国のさらなる景気回復を見越したドル買いが膨らみました。ロンドン時間に入ってもじりじりと値を上げ、ニューヨーク時間に入ると、バーナンキFRB議長がシカゴで講演を行い、ドルの圧迫材料的な発言をしなかったことから、ドル買いが進み、一時102円へ迫る動きとなりました。結局102円はつけなかったものの、さらに上のレベルに乗せる余地があることを確認した結果となりました。
5月10日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 100.589 | 101.988 | 100.544 | 101.606 |
ユーロ/円 | 131.122 | 132.254 | 131.049 | 131.994 |
豪ドル/円 | 101.388 | 102.059 | 101.32 | 101.839 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2013年5月13日)の展望
【米ドル/円】
週末のG7で円安批判が出なかったことや好調な米国経済指標がドルの下値をサポートするとの見方から、ドル円は円安基調継続との見方が優勢です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 102.00 | 102.80 | 101.20 | 100.50 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
欧州不安によるECBの利下げ観測がユーロの上値を抑える一方で日本の緩和策から円の上値も限定的。ユーロ円はドル円の動きに連れて下値がサポートされるとの見方のようです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 132.50 | 133.00 | 131.20 | 130.70 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
日・米両国の金融緩和から豪ドル円は方向感なくレンジ相場の様相。ドル円の上昇に連れて102円台をしっかり上抜いてくるようだと103円程度まで上昇するとの見方もあるようです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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豪ドル/円 | 102.30 | 102.80 | 101.30 | 100.80 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2013年5月13日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2013年5月13日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★ | 14:30 | (中)4月鉱工業生産(前年比) | +9.5% | +9.5% |
★★ | 14:30 | (中)4月固定資産投資(前年比) | +21.0% | +20.9% |
★★ | 14:30 | (中)4月小売売上高(前年比) | +12.6% | +12.4% |
★★★ | 21:30 | (米)4月小売売上高(前月比) | -0.3% | -0.4% |
★★★ | 21:30 | (米)4月小売売上高(除自動車)(前月比) | -0.2% | -0.4% |
★ | 23:00 | (米)3月企業在庫(前月比) | +0.3% | +0.1% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します