昨日(4月25日)の動向
25日の外為市場は、日銀金融政策決定会合を前に様子見ムードが強い中、英ポンドが主要通貨に対して大幅高の展開。欧州時間に発表された英GDP速報値は、前期比0.3%と市場予想の0.1%を大幅に上回る結果となり、ポンド/ドルは1.5280台から100ポイント程度上昇、ポンド/円も153円台を回復しました。ポンド/ドルの上昇につれて、ユーロ/ドルも上値を伸ばすなど、ややドル売り優勢となったものの、その後に発表された米新規失業保険申請件数が市場予想を下回ったことでドル買いが入り、結局、小幅な下落で推移。一方、ドル/円はドル売りの流れや明日の日銀金融政策決定会合を前にしたポジション調整の売りに押され、一時99円台を割ったものの、99円ちょうど付近では輸入企業や短期筋の買いが厚く、99円20銭付近に値を戻して取引を終了しました。
4月25日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 99.521 | 99.558 | 98.988 | 99.241 |
ユーロ/円 | 129.526 | 129.902 | 129.012 | 129.112 |
豪ドル/円 | 102.295 | 102.651 | 102.028 | 102.096 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2013年4月26日)の展望
【米ドル/円】
日銀金融政策決定会合の内容次第ですが、本日23時(東京時間)に行使価格100円とするオプションが償還期限を迎えることから、再度100円台を試す展開が予想される一方、投機筋の円売りポジションが相当量貯まっており、100円台を突破できないようだと利益確定の円買いが一斉に入る可能性もあり、注意が必要です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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米ドル/円 | 100.00 | 101.50 | 98.50 | 98.25 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ECB(欧州中央銀行)が来週に利下げに踏み切るとの観測が高まっており、ユーロ売りが意識される展開となりそうです。ドル円が100円をつけに行く動きになるとユーロ円も上昇しますが、その後の展開は上での売りが出てくる可能性があります。対ドルでは若干値を下げる場面も見られるかもしれません。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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ユーロ/円 | 130.00 | 131.10 | 127.85 | 127.15 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
中国の指標が悪化していたことと、豪ドルは対ドルで約2ヵ月ぶりに安値を付けたことから対円でも伸び悩む展開となっておりますが、ドル円の動向次第では一段上の105円を意識した展開となる可能性があります。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 102.50 | 104.00 | 101.50 | 100.75 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2013年4月26日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2013年4月26日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★★ | 正午頃 | (日)日銀・政策金利発表 | 0.00~0.10% | 0.00~0.10% |
★★★ | 15:30 | (日)黒田日銀総裁会見 | - | - |
★★★ | 21:30 | (米)Q1GDP<速報値>(前期比年率) | +3.0% | +0.4% |
★ | 21:30 | (米)Q1個人消費<速報値>(前期比年率) | +2.8% | +1.8% |
★ | 21:30 | Q1GDP価格指数<速報値>(前期比) | +1.3% | +1.0% |
★ | 21:30 | Q1PCEコア・デフレータ<速報値>(前期比) | +1.1% | +1.0% |
★★ | 22:55 | 4月ミシガン大学消費者信頼感指数<確報値> | 73.5 | 速 72.3 |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します