値上げ浸透で業績好転の優待食品メーカーは株価も上昇中!
9月優待株の中で食品メーカーを探すと、数多くの企業が保有期間の制限などのない自社商品優待を行っています。
どの優待もかなりの数量の自社商品が贈られてくるので、食費の節約に役立ちますし、なにより毎年、食品やお菓子が直接贈られてくるのはお中元のようでとてもうれしいことです。
2023年から2024年にかけて、多くの食品メーカーは商品を値上げすることで原材料費高騰の価格転嫁に成功し、業績が大きく好転しています。
物価高が進む今、「インフレに強い」ことも優待制度のある食品メーカー株に投資するメリットといえるでしょう。
食品関連の自社商品優待は、家計節約という意味でも、株価上昇という意味でも頼もしい投資対象といえるのです。
自社食品やお菓子が満載の優待品が魅力の9月優待株はたくさんある!
銘柄名 |
購入金額 (100株) |
配当利回り (2024年3月期の予想値) |
優待内容 | ||
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ダイショ―(2816) | 14万200円 | 1.28% | 焼肉のたれや鍋スープをつくる食品メーカー。9月・3月末に100株保有で、1,000円相当の自社製品詰め合わせを贈呈。中身はスープやタレなど、どれも使い勝手のいいものばかり。同社は名店監修の鍋スープや東アジアなど海外販売が好調で今期2024年3月期は大幅な増収増益予想。株価も右肩上がりで上昇中。 | ||
名糖産業(2207) | 16万3,800円 | 1.59% | チョコレート、バームクーヘンなどが主力の中堅菓子メーカー。9月末に100株保有で1,500円相当の自社グループ商品。200株以上保有の場合、3月末にも2,000円相当の商品が贈呈される。中身は「アルファベットチョコレート」や「果汁30%蒟蒻ゼリー」など。食材高騰を値上げでカバーし業績は安定的に推移しており、株価は1,600~1,700円台で横ばい。 | ||
ブルボン(2208) | 21万5,200円 | 1.25% | 「ルマンド」「アルフォート」ブランドのビスケットやチョコレートが有名な菓子メーカー大手。9月末に100株を半年以上保有すると、菓子・飲料など1,000円相当の自社商品詰め合わせが贈呈される。原料高を再値上げや生産合理化で克服し、2024年3月期は大幅増益予想。毎年、1円ずつ株主配当を引き上げて増配を続けているのも好感度大。 | ||
丸大食品(2288) | 16万6,400円 ※株主優待は200株から |
1.2% | 「燻製屋」ブランドのソーセージやパックのハム・ベーコンを販売する食肉大手。9月末に200株(投資金額33万2,800円)以上保有で一律に3,000円相当の自社商品贈呈。2021年度の実績は同社最高級ブランド「煌彩」のロースハム。前2023年3月期は巨額赤字を計上も、今期2024年3月期は8月4日に同第1四半期の大幅黒字転換を発表。通期業績の上振れ期待から株価も上昇中。 | ||
紀文食品(2933) | 10万7,100円 ※株主優待は300株から |
1.59% | かまぼこやはんぺんなど練り物、総菜関連の食品メーカー。9月末に300株(投資金額32万1,300円)以上保有で同社商品詰め合わせ3,000円相当を贈呈。1,000株以上保有すると5,000円相当の詰め合わせ、おせち商品詰め合わせからの選択制になる。米国など海外で「糖質0g麺」など糖質制限食の売上が好調で、今期2024年3月期は大幅増益予想。1円増配の1株当たり17円配当を予定。株価も底打ち反転中。 | ||
※最低購入金額は2023年8月18日の終値で計算。 |