今週の指標:ドル/円
日本銀行による緩和政策維持を背景にドル高・円安の基調は維持されそうです。米3月雇用統計は堅調でFRBの金融引き締めは期待され、5月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で0.5%の利上げの確率が高まっていることからドルは底堅い動きが続くことになります。
先週の動き
FRBによる金融引き締め観測が高まり、ドル高・円安の流れは変わらないとし、5月のFOMC(5月3~4日)で利上げ幅を0.5%とする考え方を示しました。円安について日銀は容認の姿勢であり、日米金利差を考えるとドル買いの流れは変わらないと思われます。
3月29日には2015年8月以来となる125.09円まで上昇。松野官房長官が29日の午前の記者会見で「注視する」と述べたことで、一時121円前半まで下落しました。
その後、ウクライナとロシアの和平交渉期待が後退し、安全資産としてドルが買われました。123円台まで買われるものの4月1日の引け値は122.5円でした。