今週の指標:日経平均株価

 今週の日経平均は、23日(金)の米国の主要3指数の史上最高値更新やシカゴの日経先物の+620円の2万8,180円を受けて、2万7,900~2万8,600円のレンジの動きが想定されます。

 国内では2021年4-6月期決算発表が本格化し、予想を上回れば2万8,500円水準での動きが想定され、27~28日のFOMC(米連邦公開市場委員会)で量的金融緩和の早期縮小が意識されれば、日経平均は2万8,000円水準での動きとなりそうです。

先週の動き

 先週の予測では、営業日数は19日(月)~21日(水)の3日間となるため、様子見の中で下値模索となるとしました。

 前週末のNYダウが▲299ドルの3万4,687ドル、さらに週明けの7月19日(月)が▲725ドルとなったことで、20日(火)の日経平均は一時2万7,330円と大幅続落し、終値では▲264円の2万7,388円と6カ月ぶりの安値水準となりました。引け後の米国市場でNYダウ平均株価が+549ドルの3万4,511ドルと大幅反発したことで、21日(水)は+159円の2万7,548円で引けました。

 日本市場の休日を含めた米国市場では、4日続伸となり週末は主要3指数はそろって史上最高値更新となりました。これを受けてシカゴの日経先物は+620円の2万8,180円となっていました。