先週の結果

先週は、4連休明けの3日間は、欧米株安にかかわらず2万3,300円台を守る

 先週の予測では、日本が4連休中の9月21日(月)、22日(火)に欧米株安となったことで、4連休明けの日本市場は売り先行、そして米株、為替をにらみながらの展開になるものの、9月末の配当取りを控え、先週の3営業日は下値は堅いとしました。ただし、NYダウは21日(月)にチャートで売り転換となっており、今後のNYダウの動きによっては2万3,000円を切る場面も考えられるとしました。

 結果的には、連休明けの23日(水)は、▲205円の2万3,154円まで下げるものの、日銀のETF買い観測もあり、下値は堅く終値は▲13円の2万3,346円、24日(木)は前日のNYダウの▲525ドルを受けて、日経平均は一時▲307円の2万3,039円と2万3,000円に接近するも、やはりETF買いにサポートされて、終値は▲258円の2万3,087円となりました。週末は前日の米国市場がしっかりしていたことで+116円の2万3,204円と、2万3,000円を守って引けました。

9月23日(水):NYダウが21日(月)に▲509ドルの2万7,147ドルとなって、チャートでは売り転換が出現したものの、22日(火)は、NYダウが+140ドルの2万7,288ドルと反発したことで、日経平均は▲114円の2万3,245円で寄り付きました。その後、▲205円の2万3,154円まで下げた後は下げ渋り、売り一巡後は持ち直しました。日銀のETF買い観測もあって後場には切り返し、▲13円の2万3,346円と小幅反落で引けました。 

24日(木):前日の米国株式は主力ハイテク株が再び大きく売られ、NYダウは▲525ドルの2万6,763ドルの下落となったことで、日経平均は▲131円で寄り付き、後場には▲307円の2万3,039円まで下げました。しかし2万3,000円を守り、▲258円の2万3,087円で取引を終えました。この日の日足は、25日移動平均線を陰線で切っており、チャートでも売り転換となっていますので、このまま2万3,000円を守り続けることができるのか注目となります。 

25日(金):前日の米国市場で主要3指標そろって小幅反発したことで、+129円の2万3,217円で寄り付き、一時+185円の2万3,272円まで上昇。後場には+66円の2万3,154円まで上げ幅を縮小するものの、その後は9月末配当や優待権利取りの買い、ETF買い期待もあり、持ち直して+116円の2万3,204円で引けました。

25日(金)米国市場:予想を下回る8月耐久財受注を嫌気し、下落スタートとなりましたが、ムニューシン米財務長官とペロシ下院議長が追加経済対策を巡る交渉の再開が合意されたとの報道で、早期の成立期待が再燃。また、主力ハイテク株も買われたことで、NYダウは+358ドルの2万7,173ドルと大幅続伸(主要3指標そろって大幅続伸)となりました。為替も1ドル=105円半ばまでドルが買われ、シカゴの日経先物は+135円の2万3,165円でした。