本日の注目通貨

ドル/円:106円台に接近

 108円台後半でスタートした8月1日のドル/円は、東京時間午前に109.31円まで上昇。しかし、海外市場では逆にドル売りが強まり、108円を完全に下抜けると107.25円まで下落。

 トランプ大統領は1日(木曜)、中国製品3,000億ドル(約32兆円)を対象に、第4弾目となる制裁関税を9月1日に発動するとツイッターで発表しました。実施された場合には、中国からの輸入品ほぼ全てに関税が追加されることになります。一方、中国政府は追加関税の全撤廃を主張して譲らないと伝えられています。米中貿易協議が今週ようやく再開されましたが、両国の溝は前より深くなっている状況です。

 FRBが、「利上げ」政策から「利下げ」に180度の方針転換を迫られた大きな理由は貿易戦争が引き起こす米経済と世界経済の先行き不安です。利下げは今回でおしまいではなく、米中貿易戦争再燃で「再利下げの確率高まった」として、米長期金利は一時2016年11月上旬以来の低水準まで急低下。米7月製造業ISMが悪かったこともドル売りの材料になりました。

 ドル/円のサポートは109.78円、その下は105円、104.60円。上は108.20円、そして1日高値109.31円となります

出所:楽天証券が作成
出所:楽天証券が作成

ユーロ/円:実質、2017年以来の安値圏

出所:楽天証券が作成

 クロス円も大きく下げました。ユーロ/円は120.71円を高値に118.91円まで大きく値下がり。
 今年の安値は1月のフラッシュクラッシュの117.20円ですが、それを除くとユーロ/円は、フランス大統領選挙で欧州不安が高まっていた2017年以来の安値圏まで下がっていることになります。