均衡為替レートは107円台

 先月、日本経済新聞社と日本経済研究センターが算出した「均衡為替レート」を、日経新聞が紹介していました。「均衡為替レート」とは、国内外の経済実態を映すさまざまなマクロ経済指標から推計した理論値です。外国為替相場は長い目で見れば経済のファンダメンタルズで決まるという考え方から算出されています。

 ドル/円相場の均衡レートは、直近の2019年1~3月時点で1ドル=107.20円とのことです。同期間の平均110円よりも約3%の円高水準となっています。そして、米国が利下げ局面に入ると105円台が妥当になるとも指摘しています。

 年初に見た1ドル=1105円割れが再び視野に入ってきたかもしれません。