昨日(2015年9月30日)の動向

119.721円でオープンした米ドル/円は、日経平均が3営業日ぶりに大幅反発となって、上げ幅が一時500円を越えたことを好感して120円台に乗せました。海外時間に入ると欧州株、ダウも軒並み上昇したことを追い風として120.345円の高値をつけましたが、その後は月末のロンドン・フィキシング(日本時間24時)にかけて売り戻されて、119.554円まで下落しました。終値は前日比プラス0.147円の119.881円。
ユーロ/円は下落。134.688円でオープンしたユーロ/円は、東京時間につけた135.112円が高値となり、海外時間には9月ADPの強い結果を受けたユーロ売りの流れに押されて133.573円まで下落しました。終値は前日比マイナス0.73円の133.992円でした。
一方豪ドル/円は、株価の上昇にともなう豪ドル買戻しの流れに支えられて、終値は前日比プラス0.484円の84.126円で引けました。

2015年9月30日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 119.721 120.345 119.554 119.881
ユーロ/円 134.688 135.112 133.573 133.992
豪ドル/円 83.612 84.657 83.606 84.126

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2015年10月1日)の展望

【米ドル/円】

昨夜のADP全米雇用報告は、前月比+20万人と予想(19万人)を上回る強い結果でした。明日の米雇用統計への期待が高まりますが、米ドル/円の終値は3日連続120円台を下回って引けるなど、実際の結果を見るまでは慎重姿勢が続きそうです。本日は9月非製造業ISMの発表がありますが、こちらは50.6と前月(51.1)より悪化の予想です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 121.35 121.75 119.25 118.50

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

昨日発表のユーロ圏9月HICP(速報値)は前年比-0.1%(予想0.0%)となり、今年3月以来のマイナスに落ち込みました。ドイツの9月CPIも今年1月以来のマイナスとなっています。ECBの緩和効果がなくなりつつあるようです。本日は景気指数として重要なPMI(9月改定値)が発表されます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 135.40 136.15 133.50 132.95

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

豪ドル/円は引き続き株価を睨みながらの動きになりそうです。下値のターゲットは今年の安値圏である82.00円近辺、上値のターゲットは9月23日高値圏の85.20円近辺と考えます。明日10時半に8月小売売上高の発表があります。予想は前月比+0.4%(前回-0.1%)。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 84.70 85.20 83.00 82.00

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2015年10月1日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2015年10月1日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 21:30 (米)前週分新規失業保険申請件数 27.1万件 26.7万件
★★★ 23:00 (米)9月ISM製造業景況指数 50.6 51.1
★★ 23:30 (欧)ドラギ・ECB総裁発言
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します