昨日(2015年5月22日)の動向
東京市場では、日銀金融政策決定会合の声明が公表され、景気の判断についての文言が「緩やかな回復基調を続けている」から「緩やかな回復を続けている」と修正されたことや、黒田日銀総裁が「現時点で追加緩和が必要だとは考えていない」などと発言したことを受けて米ドル/円の上値は重く、120円台後半での推移となりました。海外時間では、注目されていた米経済指標が好結果となり、早期利上げ期待から米長期金利が上昇したことで米ドル/円は121.50円レベルまで上昇しました。その後、イエレンFRB議長が利上げについて「年内どこかで利上げすることは適切」と発言したものの、利上げ開始後の引き締めペースが緩やかになる可能性が高いことを示唆するなど積極的な米ドル買いには繋がらず、121円半ばで小幅にもみ合う展開となりました。
2015年5月22日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 121.024 | 121.573 | 120.643 | 121.552 |
ユーロ/円 | 134.516 | 135.336 | 133.720 | 133.896 |
豪ドル/円 | 95.544 | 95.766 | 94.926 | 95.195 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2015年5月25日)の展望
【米ドル/円】
米ドル/円は米経済指標の好結果を受けて121円台半ばへ上昇。年初来高値更新となる122円を超えた場合はさらに米ドル買いが加速する可能性が考えられます。下値では121.25円レベル、121円ちょうどなどがサポートとして機能するか注目されます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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米ドル/円 | 122.00 | 122.50 | 121.25 | 121.00 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
対ユーロでの米ドル買いに押され、ユーロ/円は134円を下抜ける動きとなっています。上値では134円台を回復できるか、下値では133円ちょうどで支えられるかが焦点となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 134.00 | 135.00 | 133.00 | 132.50 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
上値では節目の96円台を回復できるかが焦点となりそうです。下値では95円ちょうどや94円ちょうどなどでサポートされるかが注目されます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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豪ドル/円 | 96.00 | 97.00 | 95.60 | 95.00 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2015年5月25日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2015年5月25日)の主な指標
重要な経済指標の発表はありません。