ユーロ中心にリスク回避強の円買い強まる

昨日（2015年2月4日）の動向

東京市場では、日経平均株価が一時400円近く反発しリスク選好の円売りから、米ドル/円は118円台乗せをうかがう展開となりました。海外市場では、この日発表された米経済指標が強弱まちまちの内容となり、方向感のない値動きが続きました。しかし引けにかけて　欧州中央銀行（ECB）が格付けの低いギリシャ国債も担保として認めてきた特例を取りやめると発表したことが伝わり、ユーロを中心にリスク回避の動きが急速に強まり、ユーロ/円は132円半ばレベルまで下落、米ドル/円は117円前半レベルまで売りが進みました。

2015年2月4日のBID値	始値	高値	安値	終値
米ドル/円	117.522	117.996	117.073	117.238
ユーロ/円	134.858	135.356	132.509	132.958
豪ドル/円	91.457	92.368	90.681	90.907

米ドル/円　1時間チャート

ユーロ/円　1時間チャート

豪ドル/円　1時間チャート

本日（2015年2月5日）の展望

【米ドル/円】

117円～118円を中心にもみ合う動きが継続しています。116円から120円のレンジ圏を上下どちらに放れるかが焦点となりそうです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
米ドル/円	118.40	119.00	117.00	116.80

米ドル/円　5分足チャート

【ユーロ/円】

昨日ギリシャの国債などを担保として認める特例措置の解除を表明したことでユーロは売りが強まりました。下値では、132円ちょうどや130円ちょうどなどの各節目がサポートとして機能するかが焦点となりそうです。一方上値では、134円台を早期に回復できるかがポイントとなりそうです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
ユーロ/円	135.20	136.00	132.40	131.75

ユーロ/円　5分足チャート

【豪ドル/円】

上値では、92円台にしっかりと乗せきることができるかが焦点となりそうです。一方下値では節目の90円がサポートとして意識されそうです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
豪ドル/円	92.00	93.00	91.00	90.00

豪ドル/円　5分足チャート

• ※ 上記各5分足チャートは、当日 2015年2月5日 現在のものです。
• ※ コメント欄の語句について　R＝上値抵抗線　S＝下値支持線

本日（2015年2月5日）の主な指標

注目度	発表時間	指標	予想	前回
★★	16:00	（独)12月製造業新規受注(前月比)	1.5％	-2.40%
★★★	18:00	（欧)欧州中央銀行（ＥＣＢ）月報	－	－
★★★	21:00	(英)イングランド銀行（ＢＯＥ、英中央銀行）金利発表	0.5%	0.5%
★★★	21:00	(英)英中銀資産買取プログラム規模	3750億ポンド	3750億ポンド
★	22:30	（加）12月貿易収支	-11億カナダドル	-6.4億カナダドル
★★	22:30	(米)前週分新規失業保険申請件数	29.0万件	26.5万件
★★	22:30	(米)12月貿易収支	-380億ドル	-390億ドル

• ※ 発表時間はいずれも東京時間
• ※ 注目度は★低～★★★高で示します

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