米ドル／円118円台を回復、ギリシャ政局への過度な懸念が後退

昨日（2015年1月26日）の動向

東京市場では、ギリシャ総選挙で急進左派連合が単独過半数の勢いとの報道をきっかけに、ユーロ売りが進展。ユーロ/円は先週末の132円ちょうど近辺から130円台前半レベルまで窓を開け下落。米ドル/円もつれ安となり一時117円台前半レベルまで下落しました。その後、日経平均が下げ幅を縮小するリスク回避の円買いも一巡し、米ドル/円は117円台後半レベルまで反発・上昇しました。海外市場では、ギリシャ政局への過度な懸念が後退したことからユーロの買い戻しが強まり、ユーロ/円は133円台半ばレベルまで上昇。米ドル/円は米長期債利回りの上昇などが支えとなり118円台半ばレベルを回復しました。

2015年1月26日のBID値	始値	高値	安値	終値
米ドル/円	117.469	118.496	117.264	118.444
ユーロ/円	130.958	133.409	130.142	133.077
豪ドル/円	92.540	93.975	92.147	93.842

米ドル/円　1時間チャート

ユーロ/円　1時間チャート

豪ドル/円　1時間チャート

本日（2015年1月27日）の展望

【米ドル/円】

米ドル/円は米長期債利回りの上昇やダウ平均が底堅い値動きとなったことから118円台半ばレベルを回復。118円を中心に今後は116円～120円のレンジをどちらに放れるかが焦点となりそうです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
米ドル/円	118.80	119.00	118.00	117.50

米ドル/円　5分足チャート

【ユーロ/円】

ギリシャ政局への過度な懸念が後退したことからユーロの買い戻しがこの日優勢となりました。上値では、134円ちょうどの水準が意識されそうです。一方下値では、130円ちょうどの水準がサポートとして機能するかが焦点となりそうです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
ユーロ/円	134.00	135.00	132.50	131.00

ユーロ/円　5分足チャート

【豪ドル/円】

豪ドル/円は米ドル/円の上昇につれて93円台を回復。上値では、94円台をしっかりと上抜くことができるかが焦点となりそうです。一方下値では、92円ちょうどの水準がサポートとして機能するかが焦点となりそうです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
豪ドル/円	94.00	95.00	93.00	92.20

豪ドル/円　5分足チャート

• ※ 上記各5分足チャートは、当日 2015年1月27日 現在のものです。
• ※ コメント欄の語句について　R＝上値抵抗線　S＝下値支持線

本日（2015年1月27日）の主な指標

注目度	発表時間	指標	予想	前回
★★★	18:30	（英）10-12月期四半期国内総生産（ＧＤＰ、速報値）(前期比)	0.6％	0.7％
★★★	18:30	（英）10-12月期四半期国内総生産（ＧＤＰ、速報値）(前年同期比)	2.8％	2.6％
★★	22:30	（米）12月耐久財受注(前月比)	0.4％	-0.9％
★★	22:30	（米）12月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比)	0.6％	-0.7％
★★	23:00	（米）11月ケース・シラー米住宅価格指数	172.96	173.36
★★	23:00	（米）11月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比)	4.3％	4.5％
★★★	0:00	（米）12月新築住宅販売件数(年率換算件数)	45万件	43.8万件
★★★	0:00	（米）12月新築住宅販売件数(前月比)	2.7％	-1.6％
★★	0:00	（米）1月消費者信頼感指数（コンファレンス・ボード）	95.5	92.6
★★	0:00	（米）1月リッチモンド連銀製造業指数	5	7

• ※ 発表時間はいずれも東京時間
• ※ 注目度は★低～★★★高で示します

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