ECB量的緩和決定でユーロ全面安

昨日（2015年1月22日）の動向

東京市場では、ECB理事会の結果発表を控えて様子見ムードが強まり、米ドル／円は117円後半レベルを中心にもみ合う動きとなりました。海外市場では、ECBが政策金利を市場の予想通り0.05％に据え置くことを決定。その後のドラギ総裁の会見では、月間600億ユーロの量的緩和（QE）を行うことが発表されました。これを受けてユーロは全面安となり、ユーロ／ドルは2003年11月以来の安値となる1.1320ドルレベルをつけました。米ドル／円は、対ユーロでの米ドル買いが進んだこと、また米長期金利が上昇したことなどから118.65円レベルまで上昇しました。

2015年1月22日のBID値	始値	高値	安値	終値
米ドル/円	117.910	118.672	117.235	118.509
ユーロ/円	136.884	137.314	134.218	134.599
豪ドル/円	95.482	95.862	94.826	95.077

米ドル/円　1時間チャート

ユーロ/円　1時間チャート

豪ドル/円　1時間チャート

本日（2015年1月23日）の展望

【米ドル/円】

上値では、節目の119円ちょうどや120円ちょうどなどが意識されそうです。一方下値では、118円ちょうどや117円ちょうどなどがサポートとして機能するかが焦点となりそうです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
米ドル/円	118.85	119.50	117.00	116.00

米ドル/円　5分足チャート

【ユーロ/円】

月間600億ユーロの量的緩和（QE）を行うとの発表を受け、ユーロ／円は134.20円レベルまで下落しました。下値では134円ちょうどでサポートされるかが焦点となりそうです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
ユーロ/円	137.00	138.00	135.90	135.00

ユーロ/円　5分足チャート

【豪ドル/円】

上値では97円ちょうどの水準が意識されそうです。一方下値では、1月14日の安値94.20円レベルでサポートされるかが焦点となりそうです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
豪ドル/円	97.00	97.70	95.00	94.25

豪ドル/円　5分足チャート

• ※ 上記各5分足チャートは、当日 2015年1月23日 現在のものです。
• ※ コメント欄の語句について　R＝上値抵抗線　S＝下値支持線

本日（2015年1月23日）の主な指標

注目度	発表時間	指標	予想	前回
★★	17:30	(独)1月サービス業PMI＜速報値＞	51.7	51.2
★★	18:00	(欧)1月製造業PMI＜速報値＞	51.0	50.6
★★	18:00	(欧)1月サービス業PMI＜速報値＞	52.0	51.6
★★	18:30	(英)12月小売売上高（前月比）	-0.6%	1.6%
★★	22:30	(米)12月シカゴ連銀全米活動指数	0.55	0.73
★★★	22:30	（加)12月CPI（前年比）	1.6%	2.0%
★★	22:30	(加)11月小売売上高（前月比）	-0.2%	0.0%
★★	23:45	(米)1月マークイット製造業PMI	54.0	53.9
★★	0:00	(米)12月中古住宅販売件数(前月比)	3.0%	-6.1%

• ※ 発表時間はいずれも東京時間
• ※ 注目度は★低～★★★高で示します

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