昨日(2015年1月5日)の動向
東京市場では、先週からのユーロ売りの流れが継続。ギリシャの政情不安やECBの追加緩和の思惑などを背景に、対ユーロでの米ドル買いが進んだことで、米ドル/円は一時120.65円レベルまで上昇しました。海外市場では、NY原油価格が50ドルを割り込み、5年ぶりの安値を更新したことから米株式市場で石油関連銘柄が大幅安となり、ダウ平均株価は300ドルを超える下落となりました。これを受けてリスクオフによる円買いが優勢となり、米ドル/円は一時119.40円レベルまで反落。その後の戻りも限定的となり119円半ばレベルでこの日の取引を終えました。
2015年1月5日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 120.484 | 120.647 | 119.376 | 119.618 |
ユーロ/円 | 144.040 | 144.163 | 142.300 | 142.731 |
豪ドル/円 | 97.261 | 97.532 | 96.545 | 96.717 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2015年1月6日)の展望
【米ドル/円】
原油安を受けて株安、円高が進展し、米ドル/円は120円を割り込む動きとなりました。上値では120円台を早期に回復できるかが焦点となりそうです。一方下値では、年末安値の119.30円レベルや節目の119円ちょうどがサポートとして機能するかが焦点となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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米ドル/円 | 120.00 | 120.50 | 119.30 | 119.00 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ギリシャの政情不安、ECBによる追加緩和の思惑などを背景にユーロは軟調となり、ユーロ/円は142円前半レベルまで下落しました。下値では、節目の142円ちょうどや日足・100日移動平均線が位置する141円台半ばレベルなどがサポートとして機能するかが焦点となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 143.00 | 144.00 | 142.00 | 141.00 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
原油安を受け、豪ドル/円も軟調な値動きとなっています。下値では日足・200日移動平均線が位置する96円台半ばレベルや節目の96円ちょうどがサポートとして機能するかがポイントとなりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 97.20 | 98.00 | 96.50 | 96.00 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2015年1月6日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2015年1月6日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★ | 17:50 | (仏)12月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) | 49.8 | 49.8 |
★★ | 17:55 | (独)12月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) | 51.4 | 51.4 |
★★ | 18:00 | (欧)12月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) | 51.9 | 51.9 |
★★ | 18:30 | (英)12月サービス部門購買担当者景気指数(PMI) | 58.5 | 58.6 |
★★★ | 24:00 | (米)12月ISM非製造業景況指数(総合) | 58.0 | 59.3 |
★★ | 24:00 | (米)11月製造業新規受注(前月比) | -0.4% | -0.7% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します