米ドル/円、一時117円台まで下落

昨日（2014年12月9日）の動向

東京市場では、前日の下落に対して押し目を拾う動きが一時優勢となり、米ドル/円は121円乗せをうかがう展開となりました。その後は日経平均株価の下落を嫌気され、リスクオフから円買い・米ドル売りの流れ強まり、米ドル/円は120円台前半レベルへ反落しました。海外市場では、価格調整などによる円買い・米ドル売りが進展。米ドル/円は一時117.95円レベルまで下げ幅をひろげました。ただ、米国経済への信頼や日米金利差拡大を見越した米ドル買い・円売りも根強く、米ドル/円はその後、119円台半ばレベルまで切り返す動きとなりました。

2014年12月9日のBID値	始値	高値	安値	終値
米ドル/円	120.691	120.998	117.943	119.664
ユーロ/円	148.601	148.878	146.799	148.074
豪ドル/円	100.085	100.199	98.557	99.229

米ドル/円　1時間チャート

ユーロ/円　1時間チャート

豪ドル/円　1時間チャート

本日（2014年12月10日）の展望

【米ドル/円】

米ドル買いポジションの巻き戻しから米ドル/円は続落となりました。下値では昨日安値117.95円レベルや日足・25日移動平均線が位置する117円台半ばレベルがサポートとして意識されそうです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
米ドル/円	120.00	121.00	117.95	117.55

米ドル/円　5分足チャート

【ユーロ/円】

米ドル/円下落を受け、ユーロ/円も反落。下値では、日足・25日移動平均線が位置する146円台半ばレベルがサポートとして機能するか注目です。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
ユーロ/円	149.00	150.00	147.00	146.20

ユーロ/円　5分足チャート

【豪ドル/円】

株安、原油急落などを受けて資源国通貨である豪ドルが続落。下値では、日足・50日移動平均線が位置する98円ちょうどの水準や日足・200日移動平均線がいちする97円前半レベルなどがターゲットとなりそうです。一方、上値では、100円の大台を下抜けたことから。同水準がレジスタンスとして意識されそうです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
豪ドル/円	100.00	100.50	98.00	97.50

豪ドル/円　5分足チャート

• ※ 上記各5分足チャートは、当日 2014年12月10日 現在のものです。
• ※ コメント欄の語句について　R＝上値抵抗線　S＝下値支持線

本日（2014年12月10日）の主な指標

注目度	発表時間	指標	予想	前回
★	17:00	(南ア)11月消費者物価指数（ＣＰＩ）(前年同月比)	5.8％	5.9％
★★	18:30	(英)10月貿易収支	-95億ポンド	-98.21億ポンド
★	20:00	(南ア)10月小売売上高(前年同月比)	2.1％	2.3％
★	28:00	(米)11月月次財政収支	-709億ドル	-1217億ドル

• ※ 発表時間はいずれも東京時間
• ※ 注目度は★低～★★★高で示します

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