昨日(2014年12月4日)の動向
東京市場では、前日の海外市場の流れを引き継ぎ米ドル/円は上値を試す動きとなったものの、節目となる120円台を超えられず119円台後半レベルでもみ合う動きとなりました。海外市場では、日米金利差拡大を意識した円売り・米ドル買いが進展。欧州中央銀行(ECB)のドラギECB総裁が記者会見で金融政策の見直しを年明け早期に行うと表明し、量的緩和がひとまず見送られたことにより円売り・ユーロ買いが優勢となると米ドル/円もつれ高となり2007年7月以来120円台を示現。一時120.24円レベルまで上昇しました。しかし、120円台を付けた後は、米雇用統計の内容を見極めたいとのむきからポジション調整による円買い・米ドル売りが入ると、米ドル/円は一時119円前半レベルまで反落。その後119円台後半レベルまで再び値を戻すなど上下に振れる動きとなりました。
2014年12月4日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 119.780 | 120.243 | 119.343 | 119.749 |
ユーロ/円 | 147.432 | 148.940 | 147.223 | 148.225 |
豪ドル/円 | 100.664 | 100.944 | 100.225 | 100.398 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2014年12月5日)の展望
【米ドル/円】
上値では、120円台にしっかりと乗せきることができるかが焦点となりそうです。一方下値では、119円ちょうどや118円ちょうどなどの各節目がサポートとして意識されそうです。今後の展開を見極める上でも本日発表が予定される米雇用統計の内容に要注目です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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米ドル/円 | 120.24 | 121.00 | 119.00 | 118.20 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
上値では、節目の149円ちょうどにしっかりと乗せきることができるかがポイントとなりそうです。一方下値では、148円ちょうどや147円ちょうどなどの各節目がサポートとして意識されそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 149.00 | 150.00 | 148.00 | 147.50 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
上値では、節目の101円ちょうどにしっかりと乗せきることができるかがポイントとなりそうです。一方下値では、100円ちょうどがサポートとして意識されそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 101.35 | 102.00 | 100.00 | 99.50 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2014年12月5日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2014年12月5日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★★ | 19:00 | (欧)7-9月期四半期域内総生産(GDP、改定値)(前期比) | 0.2% | 0.2% |
★★★ | 19:00 | (欧)7-9月期四半期域内総生産(GDP、改定値)(前年同期比) | 0.8% | 0.8% |
★★★ | 22:30 | (米)11月失業率 | 5.8% | 5.8% |
★★★ | 22:30 | (米)11月非農業部門雇用者数変化(前月比) | 23.0万人 | 21.4万人 |
★★ | 24:00 | (米)10月製造業新規受注(前月比) | 0.0% | -0.6% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します