昨日(2014年11月20日)の動向
東京市場では、前日のNY市場の動きを引き継ぐ形で円安が進行し、米ドル/円は一時118.97円レベルまで上昇。119円台乗せをうかがう展開となりました。その後は、日本の衆院解散・総選挙を控えポジション調整などによる円買い・米ドル売りなどに押され上値の重い展開となりました。NY市場に入ると米フィラデルフィア連銀指数や中古住宅販売件数、景気先行指数の発表があり、共に好調な数字だったことから再び米ドルが買い戻される場面もありましたが、その後は材料に欠く展開から118円台前半レベルでもみ合う動きとなりました。
2014年11月20日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 117.914 | 118.975 | 117.742 | 118.217 |
ユーロ/円 | 148.023 | 149.134 | 147.881 | 148.245 |
豪ドル/円 | 101.595 | 102.017 | 101.451 | 101.925 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2014年11月21日)の展望
【米ドル/円】
昨日の米ドル/円は節目の119円乗せ目前にして反落。日米金利差を意識した米ドル買い・円売りの根強いものの、ポジション調整などによる円買い戻しの動きにも注意を払いたいところです。上値では、節目の119円ちょうどをこなしつつ120円の大台に向け上昇を継続するかがポイントとなりそうです。一方、下値では、日足・5日移動平均線が位置する117円半ばレベルや節目の117円ちょうどなどが意識されそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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米ドル/円 | 119.00 | 120.00 | 117.15 | 116.00 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
市場の事前予想を下回る欧州各国PMIを受け、前日ユーロ/円は148円を割り込む場面もありました。下値では、日足・5日移動平均線が位置する147円ちょうどがサポートとして機能するか注目です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 149.20 | 150.00 | 147.00 | 146.70 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
102円台手前で上値重く足踏み状態が続いています。下値では、節目の101円ちょうどや100円の大台がサポートとして意識されそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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豪ドル/円 | 102.30 | 103.00 | 101.40 | 101.00 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2014年11月21日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2014年11月21日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★★ | 17:00 | ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、発言 | N/A | N/A |
★ | 22:30 | (カナダ)10月消費者物価指数(CPI)(前年同月比) | 2.0% | 2.0% |
★ | 22:30 | (カナダ)10月消費者物価指数(CPI)(前月比) | -0.2% | 0.1% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します