昨日(2014年10月24日)の動向

東京時間は、米NY市当局が西アフリカから帰国した医師のエボラ出血熱検査が陽性だったと発表したことを受け、消費落ち込みによる世界経済の減速懸念が高まり円が上昇。米ドル/円は一時107.80円レベルに下落、豪ドル/円などの資源国通貨も約1円近く下げる展開となりました。欧米時間では、欧州の主要銀行に対するストレステスト(健全性審査)の結果公表を控える中、結果に対して楽観的な見方が広がりユーロが上昇。ユーロ/円の上昇や株高による米長期金利の上昇などを受け、米ドル/円はじりじりと値を戻し、108円台前半レベルで底堅い展開となりました

2014年10月24日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 108.263 108.312 107.791 108.149
ユーロ/円 136.932 137.068 136.511 136.996
豪ドル/円 94.844 95.285 94.137 95.124

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2014年10月27日)の展望

【米ドル/円】

NYでのエボラ出血熱感染報道で一時円買い優勢となったものの、米早期利上げ観測を背景に底堅く推移しています。上値は、依然として直近の下落起点である109.80円レベル、一方下値では、日足・5日移動平均線が位置する107円半ばレベルが意識されそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 108.40 109.80 107.50 107.00

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

欧州の主要銀行に対するストレステスト(健全性審査)の結果公表を26日に控えてユーロの買い戻しが入り堅調に推移しましたが、ECBによる追加緩和観測も根強く材料待ちの展開が続きそうです。上値では、直近の下落起点である137.90円レベル、一方下値では、日足・5日移動平均線が位置する136.40円レベルが意識されそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 137.00 137.90 136.40 135.80

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

世界的な株高によるリスク許容度の改善により、豪ドル/円は堅調に推移しています。上値では、直近の下落起点である95.80円レベル、一方下値では、日足・5日移動平均線が位置する94.30円レベルが意識されそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 95.10 95.80 94.30 93.80

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2014年10月27日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2014年10月27日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 18:00 (独)10月IFO企業景況感指数 104.5 104.7
18:00 (欧)9月マネーサプライM3(前年同月比) 2.2% 2.0%
★★ 23:00 (米)9月住宅販売保留指数(前月比) 0.8% -1.0%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します